砂の非排水単調せん断特性に及ぼす粒子形状と拘束圧の影響

抄録

砂のせん断特性を把握するにあたり、粒子の形状や表面の粗さが重要な要因であるということは古くから指摘されている。そこで、本研究では粒子形状の異なる試料を用い、非排水単調せん断試験を行った。そして、変相点時のセカンドアングルφptと粒子形状の拘束圧依存性、また軸ひずみが20%発生した時のセカンドアングルφ&epsulon;=20と著者らが導入した粒子形状を表すパラメータR∗の関係について検討した。以上の対応により、φptにおける粒子形状は拘束圧の変化により影響を受けることが、φ&epsulon;=20に及ぼす要因は粒子形状だけでなく、粒子破砕の影響も受けることが明らかになった。