地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 400
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深層改良に適用する遅硬性固化材の諸特性
*清田 正人堤 徹郎太田 和善平山 勇治
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抄録
深層改良により築造されたセメント改良土の初期硬化を遅延させることを目的に,遅硬性固化材の諸特性について調べた。遅延剤系(高炉セメント+遅延剤)配合においては、固化材量を増やしても初期および長期材齢では、単純な強度増加とならないため、目標強度をクリアさせることが難しい。これに対し、遅硬性固化材は添加量に依存して強度も高くなるため、目標強度をクリアさせる調整が容易である。また、遅硬性固化材は遅延剤系配合に比べて固化材量を減らすことができ、排土量も減ることから、経済面および環境面でも優れている。遅硬性固化材は根固め配合においても、高炉セメントと同等以上の強度発現を示した。
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© 2003 地盤工学会
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