抄録
声門癌症例における肉眼的形態と音声の関係について検討を行った。声門癌を肉眼的形態を基に、(1) 平坦型、(2) 腫瘤型、(3) 乳頭型、(4) 粘膜下型の 4 群に分け、それぞれの型と音声の関係について検討を行った。それぞれの群間でみると、平坦型は腫瘤型、乳頭型と比べ、音響分析および MPT の点から、有意に音声は良好であった。また、同じ群で、stage ごとに検討を行うと、有意な差は認めなかった。以上のことから、喉頭癌の音声を決めるものは進行度ではなく、肉眼的形態によるところが大きいことが明らかとなった。