抄録
近年、国内においてもこれまでの患者の受動的な治療参加から能動的な治療参加 (アドヒアランス) への移行が普及しつつある。WHO によるとアドヒアランスとは「患者が主体となり自分自身の病態を理解し医師の推奨する方法に同意し、服薬・食事療法そして生活習慣の改善を行うこと」と定義されている。今回、頭頸部癌入院患者において TS-1 のカプセル剤および配合顆粒剤のクロスオーバー法による調査を実施したところ、両剤形の使用感に対する同等性が示され、服薬コンプライアンスの観点から今以上に患者視点での薬剤選択の必要性が示唆された。