吃音症は発話の流暢性の障害であり、主に幼児期に発症するが、小学生以上も続く可能性があり、会話を必要とする学業・仕事において負の影響をもたらす。われわれは、2017 年 9 月より全年齢層を対象とした吃音診療を開始し、2021 年 8 月までに 239 例の新規来院者があった。受診経路および居住地について、経年的な変化を調べた。その結果、吃音外来の開始当初はインターネット経由が半数以上だったが、他機関からの紹介、家族・知人の紹介が増えていることが分かった。また、当院は久留米市内に位置しているが、久留米市外、福岡県外からの来院も増えていることが分かった。結論として、吃音症で困っている患者が多く、受け入れ先が少ないことが分かり、医師・言語聴覚士は協力して切れ目のない吃音支援体制を続ける必要があるだろう。