脳循環障害によるめまいに対するイブジラストの効果

中島 幹夫; 谷本 俊次; 小川 真滋; 榎本 卓朗; 生駒 尚秋

doi:10.11334/jibi1954.39.5_656

中島幹夫, 谷本俊次, 小川真滋, 榎本卓朗, 生駒尚秋

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ジャーナルフリー

1993 年 39 巻 5 号 p. 656-659

DOI https://doi.org/10.11334/jibi1954.39.5_656

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抄録

脳循環障害によるめまい患者15名に対してイブジラストを経口投与し, 臨床効果を判定した.
めまいの全般改善率は67%であり, 悪化した症例はなかつた. 投与後4週間で67%の改善を認めた. めまいの臨床検査の改善はRomberg検査, Mann検査で50%, 注視眼振検査, 頭位眼振検査で100%の改善が認められた. 他覚所見総合改善率は40%であつた. 副作用は認められなかつた.
以上から脳循環障害によるめまいに対してイブジラストは有効で安全な薬剤と考えられる.

責任著者(Corresponding author)

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