耳鼻と臨床
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膜様部全長にわたる声帯嚢胞の2例
東川 雅彦大城 康司竹中 洋辻 求
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2003 年 49 巻 4 号 p. 271-274

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抄録
膜様部全長にわたって生じた声帯嚢胞2例の治療経過を呈示した。声帯嚢胞の治療は手術による完全摘出である。しかし完全摘出ができないケースや、完全摘出がなされたにもかかわらず音声改善に結びつかないケースを時に経験する。そのようなケースへの対応策について考察した。嚢胞が大きいほど問題点が露呈しやすいので、より慎重な対応を要求すべきと考えた。
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