耳鼻と臨床
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[第30回日本嚥下医学会]頭頸部癌手術と同時に喉頭挙上術を行う場合の死腔形成予防法
馬場 均廣田 隆一板東 秀樹西尾 健志佐藤 尚志杉山 庸一郎島田 剛敏中井 茂久 育男
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2007 年 53 巻 6Supplement2 号 p. S136-S140

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抄録
中咽頭癌根治手術に際して、術後嚥下機能維持を目的に甲状軟骨下顎骨固定術を同時に施行した。挙上糸周囲の死腔形成と感染を避けるために、吸収糸を用い下顎骨、甲状軟骨の裏面に糸を通した。本術式を施行した3症例では、術前と同じ食餌内容を術後も摂取可能であった。施行症例数が少なく観察期間も十分でないため、現時点での評価は困難であるが、本術式に起因する合併症は認められなかった。頭頸部癌手術と同時に施行する喉頭挙上術として、本方法は安全性が高いと考えられた。
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