耳鼻咽喉科臨床
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喉頭横紋筋肉腫の1症例
宮本 永祥折田 洋造稲垣 千果夫
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1985 年 78 巻 2 号 p. 197-202

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抄録
横紋筋肉腫は, 稀な疾患であったが, 最近組織診断法の進歩, 電子顕微鏡の普及に従い, その報告例は増加してきている.
症例は6歳男児. 呼吸困難を主訴に来院. 頸部レ線にて喉頭後壁に隆起性病を認め, 喉頭腫瘍の診断にて摘出術を施行した. 腫瘍は白色, 分葉状を呈していたが, 周囲組織と一部癒着を認めたため部分切除に終わった. 病理診断は Rhabdomyosarcoma, alveolar type であった. 病期分類ではIRSの分類の Group III に相当し, 直ちにVAC療法及び放射線療法を開始した. 副作用として, 発熱, 脱毛, 嘔吐, 高度の骨髄抑制等が認められたが, 静脈栄養, 血小板白血球輸血にて合併症なく軽快した. 現在, 披裂部に腫瘍残存を認めるが増大, 転移なく今後, VAC療法を継続する予定である.
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