ランドスケープ研究
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民有緑地消失の現状と原因の検証に関する研究
山田 和司浦田 啓充
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2000 年 64 巻 5 号 p. 871-874

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抄録
良好な都市環境を保全する上で民有緑地の中でも既存樹林地の消失が大きな問題となっている。本調査では民有緑地保全の検討に資するため, 全都道府県及び全政令市を調査対象として, 実際にどのような理由から既存樹林地が消失してしまっているのか現状を明らかにするための調査を行った。その結果, 緑地消失の原因として, 相続発生を契機とするもの, 開発や土地有効利用によるもの, 維持管理が負担の3点に整理された。そして開発や土地有効利用を除くその他の原因について, 現状における対応策の効果への検証を行うとともに, これを踏まえた今後の課題の整理を行った。
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© 社団法人 日本造園学会
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