腸内細菌学雑誌
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総説
日本人集団の腸内細菌叢,ウイルス叢の特徴の解明
上田 洋行友藤 嘉彦岡田 随象
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2025 年 39 巻 3 号 p. 163-172

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抄録

腸内微生物叢は消化,代謝,免疫に重要な役割を果たし,全身疾患や代謝疾患との関連が注目されている.近年ではメタゲノムショットガンシーケンスによる腸内微生物叢研究が進んでいるが,当研究室では日本人集団の腸内メタゲノムをもとに腸内細菌叢およびウイルス叢データベースを構築した.その結果,納豆菌由来のBacillus subtilisや海苔の代謝に関わる酵素であるβ-ポルフィラナーゼなど,日本人ならではの食生活に関連した微生物や遺伝子が明らかになった.腸内ウイルス叢においては新規のウイルス種が同定され,さらにcrAss-like phagesと疾患との関係が示された.また,関節リウマチや全身性エリテマトーデスについてのメタゲノムワイド関連解析においては種レベルでの腸内微生物叢と疾患との関連やヒトゲノムとの相互作用が示された.

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© 2025 (公財)腸内細菌学会
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