2025 年 39 巻 3 号 p. 173-179
京丹後長寿コホートに参加した地域在住高齢者を対象に,フレイルの現状ならびにリスク因子を解析した.非フレイル群に比較してフレイル群で摂取が有意に少ない栄養素として,植物性たんぱく質,K,Mgなどのミネラル,ビタミンB群,食物繊維が,食品群としては大豆・大豆製品が抽出された.食・栄養素と腸内細菌叢との相関に関するクラスター解析から,Eubacterium_eligens,Christensenellaceae_R-7,UCG-002などが抽出された.食・栄養素と腸内細菌叢との関わりの詳細を解析することが,フレイル予防につながる可能性があることを,最新情報も含めて紹介する.