抄録
本研究は,事務機器など手組み付けの多い製品を想定し,部品の組み付け順序や部品同士の関連性を考慮したキッティング·トレーを用いて,訓練を受ける作業者が組み立てと分解·キット作業をする訓練を提案した.また,S.L.P. (Systematic Layout Planning) 法を応用した,部品の関連性を考慮したキッティング·トレーの設計手順を示し,それに基づきキッティング·トレーを作製した.木製バイク模型の組立作業を対象にした実験により,提案する訓練を一般的な訓練と比較した.その結果,提案する訓練は一般的な訓練に比べて,訓練中の習得を早め,訓練から7日後においても動作と作業手順の想起の早さが維持されるだけでなく,製品の構造に関する記憶が促進·維持されることが確認できた.