本研究は廃棄家電のリサイクルを専門に扱う企業に焦点を当てた事例研究である.対象企業は回収された廃棄家電の引き取り,保管,分解処理および生産物の売却・廃棄を行っている.本研究ではリサイクルセンターの業務を包括的に考慮したモデルを提案し,最適化を行った.数値実験では従来研究で存在する業務の一部に焦点を当てた部分最適と比較して提案モデルは,約1.5%の利益増加を見込める結果が得られた.また,対象企業の実績値と比較して提案モデルでは約6.5%の利益増加が可能であるとことを示した.さらに,廃棄家電の入荷量やリサイクルセンターの処理能力に関して感度分析を行った.