抄録
多種少量型生産の流れ作業化として, 複数の製品を組み合わせてライン化をはかり, 各製品を交互に小ロットずつ流そうとする本方式においては, 生産効率的にみて組み合わされる各製品の準備作業の類似度合ということが, 非常に重要な問題となる.本研究ではこの問題を考察する手段として, 本方式と従来方式(ロット生産方式, 個別生産方式)の総生産期間の比較という観点よりとらえ, この有利性を判定する式を提案し, 現実の種々な作業をグループ分けし, 前述の判定式より本方式適用の可能性を考察し, またグループテクノロジー等の技術によって解決しなければならない類似化度合について考察を施そうとするものである.
