日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
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並列型複合作業編成方式の事務作業場における事務員定数査定法
古谷野 英一
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1974 年 25 巻 2 号 p. 136-140

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抄録
本稿は事務所内に最も多く存在する並列型複合作業の事務作業場における事務員定数をその入出力関係より求めうる簡便法の開発を紹介するものである.本研究は従来の方法のごとく個々の事務作業時間を測り, それを積み上げて定数を求めることが, 多種類の事務を処理しかつ作業の標準化が困難な事務作業場には適用しにくいために, その対策の一方法として著者独自の見解から事務の入力間隔, および処理時間のバランスより事務員定数を査定しようとするものである.しかしながら事務処理上の実態から「待合せ問題」のごとく行列の長さである事務の停滞量に焦点を置くのではなく, いわゆる負荷計算がその基盤となることから, 本研究は待合せ問題として取り扱うものではない.
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© 1974 公益社団法人 日本経営工学会
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