日本食生活学会誌
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女子中高生の健康と食生活との意識の現状
菊地 和美根本 亜矢子齋藤 郁子東川 尅美
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2010 年 21 巻 3 号 p. 232-242

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抄録
  本研究は中学生と高校生に対する健康と食生活に関する実態把握を目的として質問紙調査を実施した。調査方法は, 対象者の食生活意識調査などの項目を取り上げ, 集合調査法を用い, 札幌市に在住する女子中学2年生261名と高校2年生235人を対象として2005年6月下旬~7月上旬に実施した。
1. “欠食しない”は中学生が高校生よりも多かった。
2. “毎日1回以上食べる”食品には, 米飯, 乳類, 卵類が多く挙げられていた。緑黄色野菜や海藻類, 魚介類を“食べない”は高校生に多かった。
3. “非常に痩せたい”は高校生に多く, “痩せたいとあまり思わない”は中学生に多かった。“食事を楽しみにしている”は, 欠食習慣のない者に多かった。
4. 栄養補助食品を“摂取したことがない”は中学生に多かった。
5. 食習慣や食事のマナーによって出現頻度が異なり, 偏食は中学生の欠食習慣のある者に多かった。
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© 2010 日本食生活学会
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