日本観光研究学会全国大会学術論文集
Online ISSN : 2436-6188
第38回 日本観光研究学会全国大会
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第38回日本観光研究学会全国大会
自然観光地での「語り部ガイド」に見る災害経験伝承の可能性
―九寨溝地震後ガイドの解説内容の分析をもとに―
閆 耕橋本 俊哉
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p. 349-354

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抄録

被災地での「防災観光」を通じて復興を目指す事例は多い。被災地復興プロセスにおいて、自然災害の教訓を語り継ぐことは地域のレジリエンスを高めるために重要で、自然観光地では、ガイドがその語り部の役割を担う場合が多い。本研究は、中国を代表する自然観光地九寨溝でのヒアリング調査と観察調査をもとに、「語り部ガイド」による地震経験の伝承の実態を明らかにし、ガイドが語り部として果たす役割の可能性について考察することを目的とした研究である。

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