主催: 日本観光研究学会
会議名: 日本観光研究学会全国大会
回次: 40
開催地: 石巻専修大学(宮城県石巻市南境新水戸1)
開催日: 2025/12/05 - 2025/12/07
p. 73-76
本研究は肘折温泉を事例に、旅行者が体験する「異日常」の心理的効果を質的に検討した。宿泊者 15 名への半構造化インタビューを逐語録化し、キーワードを抽出した結果、地域の特性、リピーター性、住民との交流が抽出された。これらは DREAMA モデルや自己決定理論と対応し、特にリピーターは地域との持続的関係を通じて心理的安定を得ていた。肘折温泉の異日常体験は「第二の日常」として内在化し、旅行者のウェルビーイング向上に資する可能性が示された。本研究は「第二の日常」としての旅行の意義を明らかに、観光政策における「第二のふるさとづくり」や「関係人口」施策にも関連する知見を提示する。