日本応用動物昆虫学会誌
Online ISSN : 1347-6068
Print ISSN : 0021-4914
ISSN-L : 0021-4914
ニカメイチュウの休眠期および蛹期間のチトクロームオキシダーゼ
上田 金時
著者情報
ジャーナル フリー

1957 年 1 巻 3 号 p. 201-203

詳細
抄録
ニカメイチュウのチトクロームオキシダーゼの活性度を,スペクトロフォトメーターによって休眠幼虫から羽化に至るまで測定した。酵素標品は生体重量(g)当りで1:1,000に稀釈した。
チトクロームオキシダーゼの活性度は幼虫の最終令期すなわち休眠期に高く,化蛹期に近づくに従って減少し,蛹期の前半期に最低となり,次に羽化に近づくに従ってふたたび増加し,U字型曲線の消長を示した。
著者関連情報
© 日本応用動物昆虫学会
前の記事 次の記事
feedback
Top