本研究の目的は,大都市における介護リーダーの職業性ストレスの実態およびその関連要因を明らかにすることである.7大都市にある介護老人福祉施設と小規模多機能型居宅介護事業所から245 か所を無作為に抽出し,それらの施設で働く介護リーダー661 人に対して無記名自記式質問紙による調査を行った.調査内容は,個人要因,職場環境要因,職場対人関係と職業性ストレスであった.分析はt 検定および一元配置分散分析を行った.141 人(有効回答率21.3%)を対象に分析を行った結果,介護リーダーの職業性ストレスは19.8±6.1 点で他の職種よりも高かった.ストレスには,施設種類,雇用形態,認知症の利用者割合,要介護4 以上の利用者割合,新人割合の職場環境要因が関連していたが,個人要因および職場対人関係はほとんど有意な関連を示さなかった.政策的な介護環境改善と介護リーダーの能力を高める取り組みの必要性が示唆された.