日本助産学会誌
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計画外妊娠をアセスメントするスクリーニングツール LMUP日本語版の開発―言語的妥当性を踏まえた翻訳版の作成―
蚊口 理恵Hensley Joel滝川 ゆかり神徳 備子Barrett Geraldine江藤 宏美
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論文ID: JJAM-2025-0002

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抄録

目 的

本研究の目的は,計画外妊娠をスクリーニングする質問票The London Measure of Unplanned Pregnancy(以下,LMUP)日本語版の言語的妥当性を踏まえて開発することである。

方 法

LMUP 日本語版は,第1段階:2名による独立した順翻訳,第2段階:研究者による協議・順翻訳の統合,第3段階:2名による独立した逆翻訳,第4段階:研究者による協議・日本語版(暫定版)作成,第5段階:再検討,を経てLMUP日本語版を作成した。

結 果

LMUP日本語版の作成過程における研究者協議ならびに再検討ではLMUP原文開発者であるGeraldine Barrettとの検討の結果,第5段階にて言語的妥当性を検討し,日本語版を確定した。翻訳過程において検討を要した主な内容は,「In the month that I became pregnant」や「Just before I became pregnant」など,回答者により様々な時間軸で捉えられる言語間で生じる意味やニュアンスの差異を最小にするように検討した。

結 論

一連の翻訳手順を経て,言語的妥当性を踏まえたLMUP 日本語版を開発した。

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