情報発信と情報受信を円滑にし効果的にするような情報共有活動の在り方を左右するのは参加意欲にあるが、情報共有活動への参加要因の分析枠組みは確立されていない。本論文では、如何にして情報共有活動を活性化するかという問題を、情報共有活動への参加要因という視点から分析する枠組みを提案する。本論文で提案する情報共有活動への参加要因モデルは、参加者の、「実体」に関する「欲求」、「実体」と相互作用する「情報の諸特性」、「実体」と「情報の諸特性」との相互作用の発達段階、という二つの分析軸をもつ。参加要因モデルでは、「実体」に応じて細分化される「欲求」は、「実体」と「情報の諸特性」との相互作用の発達段階に応じてさらに細分化される。細分化された「欲求」は「実体」を介して「情報の諸特性」と関連づけられる。参加要因モデルは、情報共有活動に関するアンケートの分析支援や、情報共有活動の場における運営支援に有効である。