1998 年 7 巻 2 号 p. 35-52
私の経験によれば、定められ期間内にソフトウエア開発プロジェクトを円滑に成功させるためには幾つかの方策がある。これ迄に行われてきたソフトウエアの構造上の標準化―モジュール化や階層化を設計時に考慮するのみでは導入後のトラブルの発生を抑えられない。
従来、プロジェクトレビューはプロジェクトチームに任せているケースが殆どであるのに対し、レビュー担当者を独立させレビュー方法及びレビューに使用する各種規定、チェックリストを標準化し、顧客、開発チームの参加のもとにレビューを定期的に行うことによって、トラブルが激減した。
本論文ではこのレビュー方法を紹介し、従来の方法と比較し、 トラブルを減らすソフトウエア開発のあり方を考察する。