2022 年 64 巻 1 号 p. 40-46
高等学校「生物」において,光合成に関する実験・観察で最もよく行われているものはクロマトグラフィーによる光合成色素の分離であろう.本校では他に気体検知管を用いた二酸化炭素の吸収,酸素の放出の測定,吸収スペクトルの観察を行っている.今回それらに加え,暗反応の主要なタンパク質であるルビスコに着目した.具体的には,SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により,ホウレンソウの葉の抽出液からルビスコを容易に分離,検出する実験を取り入れた授業を立案し,実践した.