2017 年 44 巻 1 号 p. 3-8
40年以上も歴史のあるバイオフィードバック学会であるが, 近年はバイオフィードバックを取り巻く環境も様変わりして来ており, 科学の進歩によって過去には考えられなかったような新しい技術が使われるようになったり, 技術そのものは変わらなくても機器の小型化により新しい使われ方をされるようになってきたりしている. 特にコンピューターのマイクロチップの小型化などにより, 高性能の機器が驚くほど小さくなりiPhoneなどのスマートフォンのように高い技術を 「身に付ける」 ウェアラブルの流れがそれに拍車をかけているように思われる. 今回のシンポジウムでは筆者が行っているその先端技術のひとつであるKinectTMセンサーなどの生体信号計測技術を使って仮想現実を介護予防や健康増進に活かす研究を紹介した. 今後この分野の裾野が広がっていくことを期待している.