バイオフィードバック研究
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Print ISSN : 0386-1856
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バイオフィードバックを用いた呼吸誘導ぬいぐるみの開発と評価
浦谷 裕樹大須賀 美恵子
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2017 年 44 巻 2 号 p. 61-62

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抄録

 自然災害や事件・事故の後に心的外傷後ストレス障害 (PTSD) を発症する子どもが一定の割合で生じる. 数多ある治療法の中で, 呼吸法はPTSDを改善する手法として効果が高く, 習得が容易であるといわれている. そこで, 子どもの呼吸法習得を支援するバイオフィードバックを用いた呼吸誘導ぬいぐるみを開発した. この呼吸誘導ぬいぐるみに内蔵されたセンサにより呼吸計測が, 呼吸誘導装置の動きにより呼吸誘導ができるかを調べたところ, 共に可能であった. また, 呼吸誘導ぬいぐるみによる呼吸誘導は子どもたちをゆっくりとした呼吸へと導き, 呼吸誘導をした方が単にハグしているよりもリラクセーション効果が大きいことが示された. 今後, PTSD患者の症状緩和に応用することが期待される.

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© 2017 日本バイオフィードバック学会
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