行動医学研究
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総説
生活習慣病の対処法
―肥満(行動修正療法を中心に)―
佐々木 温子
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2001 年 7 巻 2 号 p. 74-82

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抄録
肥満は糖尿病、心疾患、脳卒中など、Quality of lifeを低下させる様々な慢性疾患の温床となる。肥満に基づく健康障害を有する場合は肥満症と診断され、積極的治療の対象となる。しかし、肥満の解消は容易でないことが多い。それは、肥満が一夜にして作られるのでなく、長年にわたる太りやすい生活を送ることが肥満の主たる原因だからである。減量の成功と、一時的に体重が減ることに加えて、減らした体重を維持することであり、そのためには太りやすい生活習慣を改善しなければならない。
肥満の行動療法は、太りにくい生活習慣を身につけ、肥満を招きやすい考え方を是正することにより体重を減らし、かつ体重の逆もどりをも抑えることを目的としている。具体的には食事や行動を記録させることで、誤った生活習慣を自ら気付かせ、非理論的思考を正してゆく。
行動療法は食事療法、運動療法とともに基本的な肥満治療の手段として現在もなお、種々の工夫が重ねられている。
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© 2001 日本行動医学会
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