在宅薬学
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総説
第12 回日本在宅薬学会学術大会実行委員長から見た学術大会へ向けた運営とその成果について
神谷 政幸
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2020 年 7 巻 1 号 p. 3-10

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抄録

一般社団法人日本在宅薬学会では,年に1 回学術大会を開催している.それは医療に従事するさまざまな職種の方々が共に集い,情報共有を行う学びの場である.実行委員長という立場で第12 回日本在宅薬学会学術大会を担当するにあたり,最も重要なことは大会テーマであると考えて「地域包括ケア時代の『在宅薬学』~その行動で目の前の地域医療が変わる~」に決定した.そのうえで,学術大会を有意義なものとするためには,よい内容と一定数以上の参加者数が必要と考え,実行委員の協力によりプログラムを選定した.そして,「選択と集中」を意識した告知活動を行った.その過程には,第12 回学術大会実行委員長としての方向性や実行委員会運営に関するさまざまな意図が込められている.これらの内容が今後学術大会運営等を担う人たちの参考になり,さらには第12 回学術大会に込められていた狙いを再確認してもらうことで,参加してくださった方々がそれぞれの地域で一歩を踏み出し,地域医療をさらに一歩でもよくするきっかけになることを心から願っている.

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© 2020 一般社団法人日本在宅薬学会
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