コミュニケーション障害学
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支援をつないでいくこと:乳幼児健診・療育の現場から
本多 幸子
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 39 巻 1 号 p. 35-39

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抄録
1歳半健診で保護者から発達についての相談は増えているが療育などの特別な支援を受けることは心理的なハードルが高い。子どもの支援のために保護者の気持ちに寄り添った支援を行うことが必要である。多摩市では1歳半健診,2歳の経過観察相談のあとに半年間10回の親子遊び教室を実施している。保護者は半年間継続して参加することにより子どもの成長をみることができ,子どもを理解して子どもに合ったかかわり方に気づくきっかけになる。親子遊び教室終了後には療育,経過観察相談等それぞれにあった進路を選択する。支援機関への移行の際に適切に情報が引き継がれなかったり支援の体制が変わったりするために必要な支援が行われなくなることもある。親子への支援が途切れてしまわないように,乳幼児期から学童期にわたっていつでも相談できる伴走支援の体制が望まれる。
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© 2022 日本コミュニケーション障害学会
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