コミュニケーション障害学
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日本語版トイトーク(Toy Talk)による保護者指導の効果:保護者の言葉かけの変化と子どもの文の発達に関する予備的研究
遠藤 俊介田中 裕美子
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 39 巻 3 号 p. 131-142

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抄録
Hadley, Rispoli, Holt, et al.(2017)は,語連鎖初期の子どもの言語発達を促す指導法としてトイトーク(Toy Talk:TT)を提唱した。これは,保護者を指導して主語に多様な名詞を用いた言葉かけを意識させることで,子どもの文表出の発達を促すものである。本研究では,日本語版TT が日本の母親の文の多様性(sentence diversity)を増加させるか,また,母親の言葉かけを指導することが言語に問題のある子どもの文の発達を促すかを検証した。日本語版TT では,保護者に動態動詞を意識した言葉かけを指導することで,保護者の文の多様性を増やし,子どもの文の発達を促す。言語に問題のある子どもの母親4名に月1回約60 分の個別指導を2〜3カ月行い,「おもちゃについて話す」「その動きについて話す」という2つの方略を教示した。その結果,指導を受けた母親とその子どもの文の多様性が増加した。TT 指導により保護者の言葉かけを変えることが可能であり,その効果として子どもの文発達を促す可能性が示唆された。
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© 2022 日本コミュニケーション障害学会
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