コミュニケーション障害学
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失語症者におけるピッチアクセント異同弁別能力
入江 美緒進藤 美津子長塚 紀子荒井 隆行
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2004 年 21 巻 3 号 p. 165-171

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抄録
失語症者のピッチアクセント(以下PAと略記)の異同弁別能力および非言語音響的要素であるピッチパターン(以下PPと略記)の異同弁別能力について,失語の重症度との関連も含め検討した.対象は失語症患者74名,健常者19名で,語のPA,非言語PPの異同弁別課題を実施した.PA課題では,音韻は同じでアクセントが異なっている2モーラ有意味語の対,2モーラ無意味語の対を用いた.非言語PP課題ではPA課題と同程度のパターンと持続時間をもつのこぎり波・三角波を用いた.結果は次のとおりである.(1)失語症者は健常者に比べてPA異同弁別能力が低い,(2)失語の重症度が進むに従って弁別課題の成績が低下する,(3)PA異同弁別能力と非言語ピッチパターン異同弁別能力の相関は高い,(4)失語群は,ピッチパターンの傾斜を半分にした課題において,PA異同弁別能力および非言語PP異同弁別能力の得点がさらに低い.失語症者のPA異同弁別能力について考察した.
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