日本外科系連合学会誌
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症例報告
特発性多発小腸穿孔の1例
神谷 浩二, 神谷 尚子, 豊岡 晃輔, 塩路 康信
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2012 年 37 巻 2 号 p. 271-274

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抄録
 特発性多発小腸穿孔の1例を経験した.患者は84歳男性.細菌性肺炎の診断に入院となり,4週間の抗菌薬治療を行った.入院後より食思不振が続き,入院第42病日より腹痛,発熱を認めた.腹部CT検査所見より消化管穿孔による汎発性腹膜炎と診断し,緊急手術を施行した.小腸に多発する穿孔病変を認めたため,穿孔部位を含めた小腸切除を施行した.病理組織学的所見からは小腸穿孔の原因の同定には至らなかった.術後,小腸の再穿孔をきたし全身状態は悪化し,術後第9病日に死亡退院した.
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© 2012 日本外科系連合学会
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