日本外科系連合学会誌
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症例報告
腹腔鏡補助下結腸切除術後に発症したポートサイトヘルニアの3例
長谷川 寛
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2014 年 39 巻 1 号 p. 144-150

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抄録
ポートサイトヘルニアは稀な合併症であるが,腹腔鏡手術の普及に伴いその報告が増加している.当科で経験した腹腔鏡下大腸癌手術(446例)後のポートサイトヘルニアは3例で0.67%の頻度であった.症例1は64歳男性.S状結腸癌に対しS状結腸切除術を施行し,術後9日目に右下腹部より排液流出を認め,腹部CT検査にて右下腹部12mmポートサイトでの小腸ヘルニア陥頓穿孔と診断された.症例2は69歳女性.盲腸癌および下行結腸癌に対し,回盲部切除術および左結腸部分切除術を施行し,術後2日目に左下腹部の腫脹と圧痛を認め,腹部エコー検査にて左下腹部12mmポートサイトでの小腸ヘルニア陥頓と診断された.症例3は76歳男性.上行結腸癌に対し,回盲部切除術を施行し,術後18日目に左下腹部腫瘤を認め,左下腹部5mmポートサイトでの小腸ヘルニアと診断された.上記3症例経験後に当科で取り組んでいるポートサイトヘルニア予防の工夫も併せて報告する.
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© 2014 日本外科系連合学会
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