抄録
我が国の女性皮膚科医師の割合が多くなり,その就業の在り方に関して様々な問題が生じている.日本皮膚科学会ではこれらの問題に対処するために,キャリア支援委員会(発足時の名称は皮膚科女性医師を考える会)を発足させた.この委員会が主導して年に4回開催されている支部総会期間中にメンター&メンティ会を開催し,施設間を超えたメンターを持つことにより若手医師の養成に取り組んでいる.また年に1度の総会ではキャリアアップしていく意味などについて議論を行っている.今年度は初の取り組みであるリーダーシップワークショップを開催し,将来のリーダー育成のための活動が開始された.
皮膚科学会におけるキャリア支援委員会活動についてまとめた.