日本外科系連合学会誌
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症例報告
腹腔鏡下に摘出した胃結腸間膜原発Castleman病の1例
丸山 岳人, 大谷 泰介, 渡辺 英二郎, 宮木 陽, 只野 惣介, 福沢 淳也, 松尾 亮太
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2015 年 40 巻 2 号 p. 321-327

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抄録
症例は39歳,男性.人間ドックにて胃粘膜下腫瘍を指摘され,当科紹介となった.腹部造影CTで十二指腸球部腹側に境界明瞭で多血性の25mmと12mm大の2つの腫瘤を認め,胃や十二指腸との連続性は判然としなかった.腹部MRIでは,T1強調画像で脾と同程度の低信号,T2強調画像で脾より軽度の高信号を呈していた.術前診断ではCastleman病,消化管間質腫瘍,神経内分泌腫瘍,悪性リンパ腫などを念頭に置き,悪性疾患も否定できなかったため,診断的治療として腹腔鏡下腫瘤摘出術を行った.腫瘤は十二指腸球部近傍の胃結腸間膜内に存在し,病理組織検査で限局型のCastleman病(hyaline vascular type)と診断された.本疾患には特異的な症状や画像所見がないため,他の充実性腫瘍との鑑別が困難である.本疾患のように明らかな悪性所見を呈していない腹腔内腫瘍では,診断的生検の意義もあり,低侵襲の腹腔鏡手術は有用と考えられる.
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© 2015 日本外科系連合学会
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