日本外科系連合学会誌
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症例報告
Meckel憩室に起因する腸閉塞に対して腹腔鏡補助下手術が有用であった1例
髙橋 亜紗子斉田 芳久榎本 俊行髙林 一浩長尾 さやか渡邊 良平横内 幸中村 陽一草地 信也長尾 二郎
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2015 年 40 巻 4 号 p. 753-757

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抄録
Meckel憩室による腸閉塞に対して,減圧後に腹腔鏡下手術が有用であった1例を経験した.症例は40歳代,男性.心窩部痛,嘔吐を主訴に救急搬送された.心窩部に圧痛を認めたが,腹膜刺激症状は認めなかった.腹部単純X線と造影CT検査にて腸閉塞と診断し,イレウス管を挿入した.イレウス管挿入5日後より腸管の減圧が得られたが,イレウス管造影にて回腸末端付近に狭窄を認めたため,挿入7日目に腹腔鏡下に手術を行った.術中所見では,回腸末端から50cm口側に長径60mmのMeckel憩室を認め,そこを中心に腸管同士が癒着をしていた.癒着を剝離してMeckel憩室を根部で切離し,癒着していた回腸も部分切離した.術後経過は良好で再発は認めていない.症状を伴う成人Meckel憩室は比較的稀であり,術前に確定診断をつけるのは難しい.しかし原因不明の腸閉塞に対しても腹腔鏡下手術は安全であり有用だと考えられる.
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© 2015 日本外科系連合学会
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