日本外科系連合学会誌
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症例報告
腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術後に生じた続発性会陰ヘルニアに対し経会陰で治療した1例
船水 尚武中林 幸夫
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2020 年 45 巻 2 号 p. 175-179

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抄録

症例は64歳,女性.2年前に直腸癌(pT2N0M0 pStage Ⅰ)に対し腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術を施行された.術後5カ月目から会陰部の膨隆を認め,痛みも伴うようになり当科を受診.来院時腹部単純CTで会陰部への腸管の脱出を認め,続発性会陰ヘルニアと診断した.腹腔鏡下にアプローチしたが腸管が骨盤に癒着しており,経会陰的にメッシュを用いて修復した.術後経過は良好で,無再発経過中である.腹会陰式直腸切断術後の会陰ヘルニアの報告は散見され,鏡視下手術,女性,および過長な腸間膜などが発生要因とされる.今回腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術後の会陰ヘルニアを経会陰的に治療した1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.

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© 2020 日本外科系連合学会
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