日本外科系連合学会誌
Online ISSN : 1882-9112
Print ISSN : 0385-7883
ISSN-L : 0385-7883
臨床経験
腹壁ヘルニアに対するeTEP Rives-Stoppa法の当院における短期治療成績
太田 智之鶴田 好彦峯田 章北里 憲司郎赤星 拓アディクリスナ ラマ伊古田 正憲村田 一平
著者情報
キーワード: eTEP, ventral hernia, Rives-Stoppa
ジャーナル フリー

2022 年 47 巻 2 号 p. 90-99

詳細
抄録

目的:腹壁ヘルニアに対し,extended totally extraperitoneal Rives-Stoppa法(以下,eTEP RS法)を導入し,その治療成績を報告する.

方法:2018年4月から2021年4月の期間に経験した20症例の腹壁ヘルニア患者に対し,eTEP RS法を施行しその治療成績を後方視的に調査した.

結果:手術時間は中央値254(165~378)分,出血量は中央値20(3~80)ml,術後入院期間は中央値6(4~21)日であった.合併症は術後麻痺性腸閉塞1例,漿液腫2例を認めた.

結語:eTEP RS法は,今後術式の定型化による手術時間の短縮や長期治療成績が課題となるが,鏡視下手術とRives-Stoppa法の利点を合わせた有用な術式であり,今後腹壁ヘルニアに対する術式選択の一つとなりえる.

著者関連情報
© 2022 日本外科系連合学会
前の記事 次の記事
feedback
Top