東邦大学第2外科
東邦大学病院病理
1995 年 20 巻 4 号 p. 314-318
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
42歳, 女性。特発性血小板減少性紫斑病 (ITP) にS状結腸癌, 子宮頸部異型上皮, 子宮筋腫を合併した1例にS状結腸切除 (D2), 膀胱部分切除, 単純子宮全摘, 両側付属器切除を併施する機会を得た。術前処置としてγ-グロブリン大量投与を行い血小板数の増加をはかるとともに, 術後に濃厚血小板液を輸注するなどして安全に手術を遂行し得た。術後約6年を経過した現在, 再発の徴候もなく順調である。
日本外科系学会連合会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら