松波総合病院心臓血管外科
2018 年 47 巻 2 号 p. 45-48
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症例は61歳女性.労作時呼吸苦を主訴に来院し,プレショック状態であったため入院となる.CTにて右房内腫瘍と多量の血性心嚢液,および多発肝転移を認め,緊急手術を行った.腫瘍は上大静脈から心房中隔にまで浸潤しており,上大静脈と右房を牛心膜パッチにより修復した.術後病理検査は右房血管肉腫の診断であり,切除断端は陽性であった.術後化学療法を行うことにより術後14カ月生存できた例を経験したので報告する.
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