日本心臓血管外科学会雑誌
Online ISSN : 1883-4108
Print ISSN : 0285-1474
ISSN-L : 0285-1474
[成人心臓]
高度大動脈弁狭窄症と部分肺静脈還流異常症を合併した Turner 症候群の1治験例
鷹合 真太郎加藤 寛城齋藤 直毅上田 秀保飯野 賢治木村 圭一竹村 博文
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 49 巻 3 号 p. 102-105

詳細
抄録

症例は42歳,女性.Turner症候群に合併した高度大動脈弁狭窄症にて紹介された.経胸壁心臓超音波検査では先天性二尖弁による高度大動脈弁狭窄症と診断された.造影CTでは,部分肺静脈還流異常症を認め,左上肺静脈は無名静脈に還流していた.また,上行大動脈は径41 mmと拡張していた.手術は胸骨正中切開にてアプローチし,人工心肺を確立した.順行性心筋保護による心停止後,左上肺静脈と左心耳を吻合した.大動脈弁は一尖弁で機械弁による大動脈弁置換術を施行した.その後,上行大動脈斜切開部を縫縮するように閉鎖した.術後経過は良好であった.

著者関連情報
© 2020 特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top