地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立総合病院心臓血管外科
2020 年 49 巻 5 号 p. 267-270
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右房内の心臓腫瘍に対し,右小開胸によって腫瘍摘出術を行い,病理結果から脂肪腫と診断された症例を経験したため報告する.症例は48歳男性.会社の健診で胸部Xpで気管偏位を指摘された.精査したところ偶発的に右房内に腫瘤を認めたため当院紹介となった.右小開胸によって腫瘍摘出術を行った.病理結果から脂肪腫と診断された.術後経過は良好で,術後6日目に退院となった.右小開胸による心臓手術は侵襲が少なく,良性腫瘍摘出術において有用と考えられる.
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