冠動脈疾患を合併した“炎症性腹部大動脈瘤”の1手術例

尾形 敏郎; 金子 達夫; 大林 民幸; 佐藤 泰史; 村井 則之; 垣伸 明; 柴崎 郁子; 森下 靖雄

doi:10.4326/jjcvs.28.320

尾形敏郎, 金子達夫, 大林民幸, 佐藤泰史, 村井則之, 垣伸明, 柴崎郁子, 森下靖雄

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キーワード: 炎症性腹部大動脈瘤, 冠動脈バイパス, 動脈硬化

ジャーナルフリー

1999 年 28 巻 5 号 p. 320-323

DOI https://doi.org/10.4326/jjcvs.28.320

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抄録

症例は69歳の男性で, 主訴は炎症所見を伴う腹痛であった. 冠動脈左主幹部病変を伴った腹部大動脈瘤と診断し, 冠動脈バイパスと腹部大動脈Yグラフト置換を施行した. 術中所見より“炎症性腹部大動脈瘤”が疑われ, 病理組織所見で確定した. “炎症性腹部大動脈瘤”と冠動脈疾患, あるいは他の動脈硬化性疾患との合併について, 文献的考察を加え報告した.

責任著者(Corresponding author)

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