国立療養所帯広病院心臓血管外科
2001 年 30 巻 2 号 p. 83-85
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症例は74歳, 女性. 難治性の高血圧, 上下肢圧較差, うっ血性心不全と腎不全を認め当院へ紹介され入院した. 大動脈造影検査にて下行胸部大動脈のほぼ中央部に90%狭窄を認め, 下行胸部大動脈縮窄の診断でF-F部分体外循環下に下行胸部大動脈バイパス術を施行した. 術後経過は良好で, 術後28日目に退院した. 病変部大動脈壁の病理組織学的検査では中膜から内膜にかけての著明な肥厚を認め線維筋性異形成による下行胸部大動脈縮窄と診断された.
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