歯科材料・器械
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原著
カプセル練和による修復用光硬化型グラスポリアルケノートセメントの基礎的諸性能について
細田 裕康井上 美弥子中島 正俊山田 敏元
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1993 年 12 巻 2 号 p. 174-183

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抄録

カプセル封入型の光硬化型グラスポリアルケノートセメントのいくつかの特性をin vitroにおいて手用練和のセメントと比較し, 詳細な検討を行い, さらにその臨床応用も試みた.
その結果, アマルガムミキサーによるセメントの機械練和では, 気泡の面積率の減少が見られ, またセメント硬化体の透明度と, コア・マトリックス比は僅かに増加した.カプセル封入型-機械練和の光硬化型グラスポリアルケノートセメントは, 練和において気泡率が減少するため, 透明感が増加した.このため, より良い色調の適合性を得るためにセメントのシェードに若干の改良が必要であることが示唆された.

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© 1993 一般社団法人 日本歯科理工学会
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