2025 年 61 巻 Supplement 号 p. 2C01-02
本研究では,ドライバーの状況認識を向上させる外向けHMI(eHMI)の有効性を検討した。実験ではVRを用いた運転シミュレーターを作成し,被験者に対して二種類のシナリオのもとで,eHMIを搭載していないバスと搭載したバスが走行している市街地での運転課題を遂行させた。実験の結果,ドライバーの死角となる場所に関する情報をeHMIに提示することで,ドライバーの状況認識が向上した。今後は,条件が複雑な交通環境でのeHMIの有用性を検討したい。