人間工学
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レートコマンド型系の手動制御特性の改善について
江間 徹郎水倉 幸夫
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キーワード: 手動制御, 操縦性, 人間工学
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1999 年 35 巻 5 号 p. 313-321

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抄録

空力的に洗練された航空機の多くは不安定であり,通常自動操縦装置などで安定化されている. このような安定化装置をもつ機体の操縦方法は2種類, 操縦桿の操作量が機体の姿勢角に比例する姿勢コマンド型系と操縦桿の操作量が機体の姿勢角のレートに比例するレートコマンド型系, が考えられる. 本論文ではこの両型の系に対しその手動操縦特性を固定ベースのシミュレータを用いて実験し, その操作方法の相違と操縦良否を考察した. レートコマンド型系は姿勢コマンド型系に比して高域周波数におけるゲインが低下し操縦性は劣るが, 改善策の一つとしてフィルターを用いると良い結果が得られることを示した.

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© 一般社団法人 日本人間工学会
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