人間工学
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自動処理による数値人体モデルの作成
村井 俊治栗原 京子
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1972 年 8 巻 3 号 p. 121-127

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抄録
柔軟体である人体の複雑な形態を正確にとらえることは被服構成など人間工学上の数多くの諸問題を解明するために不可欠の課題である. 本研究は, 写真測量による人体の計測と計算機による人体計測データの自動処理をあつかったものである. 本研究ではまず最初に写真測量によって人体の情報を三次元空間座標をもつ点群としてディジタルな形で抽出し, つぎにこれらのデータをもとにしてなめらかに連続する曲面を人体にあてはめ, 計算機のなかに数値人体モデルをつくり出した. このモデルから各種運動時の人体の透視図および展開図を自動作画し, 数値的および視覚的検討を加えて人間工学上の基礎資料をつくり出した.
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© 一般社団法人 日本人間工学会
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