抄録
本研究では仲間同士の助け合いである互助関係に焦点を当て,ピア・サポートトレーニングの効果について検討した。小学3年生児童20名に対してそのクラスに関わっている教員が学級活動の時間に実施した。調査には,振り返りシートと記名式の質問紙を用いた。その結果,友人に支えてもらう関係づくりにおいて有効であることが示唆された。また,本研究で実施されたピア・サポートトレーニングは,各セッションとも対象児から高い評価を得た。このことから,本トレーニングは対象児にとって有意義と感じられるものであったと推察された。本研究の成果として,ピア・サポートトレーニングにおいて,友人との互助関係を深めることが可能であることが示された。